人間にはまぁ苦手な人種ってのが1人や2人多く言うと200人ぐらいいるわけで
私にも居るんですよ
つーか・・今私の身の回りの中でいらっしゃるんですよ1人
「さん・・・・・・そんな露骨に嫌そうな顔しないでください」
誰のせいだ誰の・・何その笑顔・・あぁあれですか??今度言う嫌味でも思いついちゃいました??
ニッコリ黒い笑顔もいいですけど・・・
後ろのくろぉい空気つーかオーラ仕舞ってくださらないですかねぇ・・いやね・・うん
純粋な子には気づかないかもしんないんだけどさぁ・・私には噛み付いてくるんだよね・・それ・・なんか
「ちゃん・・弁慶さん行ったよ」
「有難う望美ちゃんっっ恩にきるゥ!!!」
「いや別にいいんだけど・・縁側の下にまで隠れないといけなかったの??」
「うんっ・・用心に越したことはないから・・さて私はちょっくら安全なトコに隠れるかな」
「安全なトコ??」
「空が視界いっぱいに広がる場所!!!・・じゃぁね」
可愛い我愛すべき望美ちゃんと朔ちゃんに手を振って私は弁慶さんと反対方向に向かう
アイツの来る場所=地獄の来る場所に私の中ではインプットされているのだ
初めて会った時から・・第一印象で・・ダメになった
『初めまして・・可愛いお嬢さん』
何だそりゃ・・あからさまに望美ちゃん違う笑顔で違うこと口走ってるじゃないの??・・
何ですかぁ??挑戦状ですかぁ??・・・なら文にして提出してこいっつの!!!
「ちゃん・・弁慶さんがちゃんのコト好きだってこと全然気づいてないね・・朔」
「そうね・・逆に犬猿の仲になってるわ」
「・・んー・・お似合いだと思うんだけどなぁ・・」
「すいませんさん知りませんか??」
「「・・弁慶さん(殿)」」
朝からあんまりさんが食欲がなかったというのを景時に聞き少し探してみることにした
彼女のコトだ僕に見つからないように隠れているのが関の山だろうと思い
境内を探し回ってみるお茶を飲んでいた望美さん達を見つけたので声を掛けてみる
大抵の時は2人にくっついてるのが多い彼女のコトだまた迷惑をかけているんじゃないかと思った
「さんなら・・空がし・・視界いっぱいに広がる場所に行くって」
「・・・空・・か・・有難う御座いました」
何とか望美さん達にさんの居場所を聞き出し(脅迫ですそれは)
考えながらわたり廊下を歩く
外に出るのをめんどくさがる彼女なので外ということはないだろうと考え
庭や木の上を探してみるが姿が見えない
「あぁ・・そうか・・そういう事ですか・・」
そう囁いて僕は少し小走りである場所に向かった
「・・やっと見つけましたよお姫様」
そこには寝息を立てながら横になっている姿があった
屋根の上なら空いっぱいを見渡せるそう思ってきてみるとやっぱり居た
僕は彼女の隣に座って静かに邪魔そうな前髪をどけてあげた
「・・ん・・・・ふゅ・・」
「おはよう御座います」
「よく解った・・ね・・さては望美ちゃん達に聞いたんでしょ・・??」
「はい快く教えてくれましたよ??」
「(嘘付けっ!!脅迫でもしたんだろ!!)・・あぁそう・・で??私の大嫌いな貴方が私に何のよう??」
「はい・・これ」
譲くんに頼んで作ってもらったおにぎりを彼女の手に握らせる
え??という顔のさんに微笑みかける
きっと・・生理痛かなにかで食べるのを見逃してしまったのだろう
「・・・持ってきてくれたの??」
「はい・・要りませんでしたか??」
「毒・・入ってない??」
「入ってませんよ・・君は本当に少しは信用してください」
うぅ・・と少し警戒しながらおにぎりに口を付けるさんを見る
チョコチョコでも確実に食べていくさんを可愛いなぁと思いながら眺める
「・・僕がいると食べにくいですか??」
「・・・ううん別に・・いいよ居て」
「珍しいですね・・君が嫌味ナシにそんな事言うのは」
「それは貴方でしょ??・・・いつもいつも嫌味言ってさ」
「君があまりに可愛いから虐めたくなっちゃうんですよ」
「何じゃそりゃ・・」
「いけませんか??・・さん真面目に聞いてください・・僕は君が好きです」
そう言うとコロコロ・・とおにぎりが転がっていく
口をポカーンと開けているさん
10秒後顔を真っ赤にして焦りだす
「え・・え・・」
「君が大嫌いというごとに僕は君に惹かれていくんですよ??」
「う・・え??」
「だから選んで下さい・・このまま嫌いといい続けるか・・それとももう1つはご想像にお任せします」
君が何を選ぶかは・・僕にもまだ解らない
でもどんな答えだろうと・・僕は君を好きなまま
さぁ考えてください・・・時間はまだたっぷりある・・君の望んだ願いをどうぞ